運動のススメ うん!どう?

第8回 よく食べ、よく動き、よく眠る! 朝ごはんのススメ

1日の元気には朝ごはんがいちばん大事!

朝ごはんの大切さ

子ども達にとって1日のスタートとなる朝食は、とても大切です。朝食を食べないと集中力が低下し、イライラするといったことが起きてしまいます。
脳のエネルギー源となるブドウ糖は、体内に大量に蓄えておくことができず、すぐに不足してしまいます。また、私たちの体は、寝ている間もエネルギーを使っているため、朝にはエネルギーや必要な栄養素が少なくなっています。
つまり、朝起きたときは、脳も体もエネルギーが不足した状態なのです。そのため、朝食でブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給し、午前中からしっかり活動できる状態をつくることが大切です。

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大切な3つの栄養素を取ろう!

朝ごはんは、1日のパワーの源です。
そのためにも「炭水化物」「タンパク質」「水分」の3つの栄養素を取ることが大切です。
ごはんやパンなど「炭水化物」は体を活動的にさせるエネルギー源に、「タンパク質」は体温を上昇させたり、体をつくる役割、「水分」は体を健康に保つための重要な要素です。
朝ごはんでとった栄養素が胃や腸で消化吸収されることで、各組織が活動し始め、体温が上がります。
それが1日の活動に向けたウォーミングアップになるので毎朝食べるように心がけましょう。

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朝ごはんは学力や体力にも影響

文部科学省の「平成25年度全国学力・学習状況調査」によると、毎日、朝ごはんを食べている児童のほうがテストの正答率が高い傾向が見られるという結果が出ています。
また、朝ごはんを食べている児童生徒は朝食を食べていない児童生徒と比較して体力があるという傾向が見られるという結果も出ています。
「頭と体」を目覚めさせ、能力を発揮させるためにも、栄養バランスのよい朝ごはんをしっかり食べましょう。

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学力調査の平均正答率
体力合計点
朝ごはんが食べたくなる秘訣は?

朝、寝起きが良くない、食欲がない、そんなお子さまに朝ごはんをしっかり食べさせるためには、前日の夕ごはんの後の余分な間食をひかえさせましょう。おなかがすいて目がさめる。そんな状態が理想的。きっと自発的に朝ごはんを食べるようになります。また、朝ごはんを食べる前の簡単なストレッチなども有効です。

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朝、からだが目覚めるストレッチ
体を強くする食材

健康と食事にはとても深い関係があります。食事でとる栄養が、体をつくり、体を動かすエネルギーになります。体で働く食材を覚えておきましょう。

体をつよくする食材たち